自殺旅行の動機
ぶーんの歩いて日本一周一人旅!ここに開幕!
こんにちは、ぶーんです。
まずはこのブログのテーマから。徒歩での日本一周をしようと思う。毎日更新とは行かないかもしれない(なんせwi-fiがないと投稿出来ない)が、がんばっていくので。いや、頑張らずに続けていくか。
なぜ一人旅をしようと思ったのか
みなさんは死にたくなったことはありますか?
あ、いや、そうじゃないんだ。ここからは実体験のノンフィクション。
仕事で、まじだりー、とか、何いってんのかわっかんねー、とか、はやくかいほうされてー、とか。
AさんとBさんの言うことが違ってて、片方を立てたらもう片方に怒られる、とか。
しまいには当日高熱で休もうと電話したら来いって言われて、仕方なし行ったらいきなりビンタされるとか(レイバンのめがねがぶっ飛んでいった)。
いやぁ寝坊したり偏頭痛がひどくて早退させてもらったりありましたけど、さすがにこっちの体調考えてくれよと(寝坊はごめんなさい。ほんっとーにごめんなさい)。その場でぶっ倒れなかっただけましですわ。
んで、午前中で帰ってそのまま就寝。三日ほど寝込んで全快した僕はあることに気がついた。なんとしまっておいたはずのロープとはさみが床に散ちらばっている。首がひりひりする。鏡を見るとみみず腫れの様に痕がついている。これは、、、。
いろいろ思い出してきた。
思いっきり罵倒される夢を見ていたのだ。家族からも、よくして貰っていた親戚からも、かなり仲のよかった友達からも。んで、耐え切れなくなって自殺しようと思って家にある紐を使っていろいろ試していた。悪夢だった。そしてそれは、自分で蓋をしていたある感情が沸点に達し、あふれてきたものだった。
そのことを僕はふと思い出した。
「死にたい」
いやだめですよ!?しんじゃだめですよ!?
でもよくよく思えば、いつだってずっと思っていたのだ。それを騙し騙し、どうにかこうにか(ほしいものがあるとか、趣味のサバゲーやりたいとか、親は「恐らく」悲しむだろうから、とか)見ないようにしていた。
誰かに相談したい。仕事に順応できない自分がもどかしい。でも誰でもやってることだし、馬鹿にされるんじゃないか、社会不適合者だと笑われるのではないか。夢に見たように罵倒され、死んでしまえと言われるのではないか。そう思ってしまった。
実際にはそんなことはないだろう。親だって僕が苦手であるにせよ、真剣に話を聞いてくれるだろうし、職場の上司に悪気はないこともわかっている(むしろ僕のほうが迷惑かけっぱなし)。友達は責任をとってくれないにしろ、背中を押してくれるよき理解者である。と、思いたい。
そう、思いたいだけなのである。
実際には親は親らしくするためにそれなりのことを言ってるだけかもしれないし、職場の上司は早く辞めてくれ、と思っているのかもしれない。友達は体よく奢られに来るだけなのかもしれない。
何も信じられないし、信じたくてもどうにもならない。
死にたい。そう思った僕はまず歩くことにした。気分転換である。
旅という選択肢との出会い
死んじゃだめ、そんなことはわかっている。これはただの願望だ。しかし、その足は自然と死に向かっていた。ドラッグストアに入っていた。
薬を大量に飲めば死ねるのでは、そう思っていた。
しかしスマホで調べていくうち、どうも薬というのは多量に飲むと吐き戻してしまうように作られているらしく、その場で対処法もわからず、店を出た。
店を出ると踏切がある。飛び込もうか。
聞くところによると損害賠償?がかなりの金額になるらしい。やめだ。
本屋さんがある。死に方大図鑑なんてないのかな、ふらっと入ってみた。親子連れやカップル、一人のおっさんや主婦らしき人までさまざま。
この時点ではまだ死ぬことしか考えていなかった僕は、ある一冊の本を目にする。
「旅は歩いて 日本一周・野宿紀行」
表紙を見た瞬間こう思った。
「何もかもから逃げて、身一つで旅に出るのもいいな。旅に出て、誰も知らない場所で、誰かもわからなくして。」
保険証なんかが入った財布を捨てて、携帯やら何やらもおいていく。そうすれば僕が誰かもわからないまま死ねるはずだ。まずは一旦家に帰って、必要なものをとりに行こう。
こうして、僕の自殺旅行は始まったのである。